◆1976年、金沢市出身。1980年、髙橋右任[1947年生、宝生流能楽師、右門会主催、実父]に師事。5歳で「鞍馬天狗」子方にて初舞台を踏む。1998年、東京藝術大学邦楽科楽宝生流専攻卒業後、宝生英雄十八世宗家の内弟子となる。
2007年、宝生英照十九世宗家の許しを得て独立。同門会として憲宝会を立上げ、小学生から、大人まで幅広い年代層に仕舞と謡の指導を行う。2013年 4月~2015年3月、東京藝術大学音楽学部非常勤教育研究助手を勤める。公益社団法人能楽協会東京支部会員。公益社団法人宝生会会員。公益社団法人金沢能楽会会員。重要無形文化財(総合指定)保持者。
◆2004年、「草薙」にて初シテを勤め、2007年には「石橋」シテ、2011年には「道成寺」のシテ等を被演。現在は、宝生流の定期公演「別会、月並能、五雲会」をはじめ、出身地金沢の石川県立能楽堂の出演や、金沢能楽美術館の企画への参加を通して金沢宝生の普及にも努める。
[掲載情報]
◆「Bunkamura30周年記念「渋谷能」第四夜公演レポート」に、取り上げて頂きました。(公演日: 2019年7月26日)
◆『えるぷらざ』「700年の伝統を次代へ継承する」[2018春号 sprimg, no.107. 北陸×コト, 北陸電力 ]に、取り上げて頂きました。
◆「若手能楽師の歩む道」[『宝生』2015年1・2月号(第32号)公益財団法人 宝生会発行]に、若手能楽師11名の座談会が掲載されています。
◆『産経新聞』「花形出番です」に、4回シリーズで取り上げて頂きました。(掲載日: 2014年11月9日、16日、23日、30日)
[過去の公演]
◆2023年:シテ「翁」「小鍛冶」「百万」「八島」ツレ「三笑」
◆2023年:シテ「翁」「巻絹 」「天鼓」「高砂」「熊野」、ツレ
◆ 2022年:シテ「雲雀山」「田村」「鵺」、ツレ「正尊」「朝長」「国栖」「烏帽子折」「松風」「絃上」
◆ 2021年:シテ「国栖」「杜若」「忠度」「草薙」「融」「松尾」「清経」「女郎花」、ツレ「葵上」「小督」「善知鳥」「呉服」「復活のキリスト」「山姥」「景清」
◆ 2020年:シテ「国栖」「岩船」「熊坂」、ツレ「草薙」「藤栄」「小袖曽我」「絃上」「鞍馬天狗」
◆ 2019年:シテ「舎利」「藤戸」「是界」「融」「鉄輪」、ツレ「小袖曽我」「烏帽子折」「鞍馬天狗」「松風」
◆ 2018年:シテ「車僧」「西王母」「三輪」「黒塚」「班女」、ツレ「夜討曽我」「敦盛」「山姥」「七人猩々」「当間」「調伏曽我」
◆ 2017年:シテ「高砂」「土蜘蛛」「鵜飼」「阿漕」、ツレ「翁(千歳)」「錦戸」「難波」「朝長」「通小町」「夜討曽我」「安宅」「七騎落」。
◆ 2016年:シテ「三山」「春日龍神」「殺生石」「龍田」、ツレ「養老」「土蜘」「山姥」「大仏供養」。
◆ 2014年:シテ「右近」「兼平」「千手」、ツレ「小袖曽我」「國栖」「葵上」「乱・和合」「俊寛」「錦木」「鉢木」。
* 上記公演の他、地謡、後見等で出演させて頂いております。